「オークス」
~いちょう伝説よ、もう一度~
大波乱に終わった桜花賞、例年波乱の多いオークスはさらに荒れるか。桜花賞で上位人気がすべて着外に消えた年は、これまで上位人気陣の巻き返しがない。例年桜花賞組の強いここは別路線の巻き返しがあるか、難解な一戦となった。
さて、世間には出世レースというのがあるが、有名な所で言えば、弥生賞やラジオたんぱ賞2歳S(現ラジオNIKKEI賞2歳S)。ここを勝ってのちにクラシックを制した馬は数多い。
牝馬のレースでもチューリップ賞や紅梅S、ファンタジーSがそれにあたる。最近はフラワーCものちのGⅠ馬を出すようになった。しかし、他にも隠れた出世レースがある。
それはいちょうSである。過去このレースを勝った牝馬、ヒシアマゾン、エアグルーヴ、メジロドーベルはすべて歴史に名を残す名牝。一方、不思議な事に牡馬が勝つと出世しない。ジャリスコライトの朝日杯2着はあるが、牝馬の場合に比べれば明らかに見劣る。
そのいちょうSを昨年制したのが、ここに出走してきたアロマキャンドル。過去のジンクス通りなら、この馬ものちのGⅠ馬。出走してきたらかには狙うしかない。
阪神JF以降結果が出なかったが、前走を見る限り東京巧者で、今回も期待できる。いちょうSで倒した相手もスマイルジャック、アポロドルチェという牡馬のGⅡ勝ち馬だから評価できる。
もしかしたら勝つのは来年のヴィクトリアマイルかもしれないが、きて泣くのは嫌なので今回も狙ってみたい。
相手筆頭はリトルアマポーラ。桜花賞は出負けして大外一気で差して届かなかったが、負けて強し。例年桜花賞で差して届かなかった馬こそがオークスで怖い。懸念は大外だが、鞍上は菊花賞でも大外不利の定説を覆した。ここは上位争い。
あとはレジネッタの一発に、レッドアゲート、ソーマジック。例年桜花賞馬はオークスでもくる事が多いので注意。波乱の多い世代だけにあとは手広く流す。左回り巧者のカレイジャスミン、オークス男の乗るムードインディゴ、鞍上横山典が怖いシャランジュも注意。
◎アロマキャンドル
○リトルアマポーラ
▲レジネッタ
△レッドアゲート
△ソーマジック
△スペルバインド
△カレイジャスミン
△ムードインディゴ
△ブラックエンブレム
△シャランジュ
買い目:3連単 ③⑱→③⑱⑩④⑫①→③⑱⑩④⑫⑬⑭⑤⑦①